今年の春の訪れは遅く、5月に入っても寒気が入り込み、にわか豪雨に見舞われました、山行計画は難しく、前日に決定したのです。
昨年の2011年は6年ぶり花の当たり年でした、ここ天城山のシャクナゲも見事だったようです、今年は裏年になるかと思いましたが、そうでもなく例年どうりだというので訪れました。しかし今年の春の訪れは遅く、シャクナゲも1週間程遅めとのことでしたので、時期をずらして訪れました。
駐車場から万二郎岳迄は所要時間は70分ですが、新緑以外には、たいした見どころもなくひたすら登る感じです。
稜線のミツバツツジは満開で、色相も綺麗で、多く見られました。ヒメシャラとアセビの縦走路は伊豆独特の樹相です。アセビのトンネルも他では見られない伊豆ならではの樹相です。
万二郎岳から万三郎岳への縦走路の中間の鞍部・石楠立から暫く登ると、いよいよ天城シャクナゲが出てきます。出始めの標高では、やや盛りが過ぎていますが、登るにつれ見ごろとなってきます。シャクナゲの群生地は万三朗岳の北斜面に広がっているが、一番の見どころは保護のため元々の登山道を閉鎖し迂回下山道を作ったらしい。
万二郎岳から万三郎岳への縦走路は、このコースの一番の見どころが集中しているところです、ヒメシャラ、アセビ、ミツバツツジ、シャクナゲ、ブナ等の花や新緑が続き、楽しい縦走路です(1時間10分)。
伊豆でこんな見事なブナの大木の樹林があるとは思いませんでした。しかし雪国のブナに比べると幹が黒味を帯びている。
伊豆の山など最高峰とはいえ軽くみていたのですが、どっこい本格的な登山コースでした。全行程4時間30分で、登りは2時間30分のところ、2時間でしたが、下りの方が時間を要して2時間30分も掛りました。
天城山シャクナゲ周遊コースの下山道は、ほんの最初のみはブナやの新緑やミツバツツジが綺麗だが、シャクナゲは殆どなく、退屈で長く道も悪く嫌になりました。これなら万三郎岳から来た道を引き返した方が賢明です、この場合には万三郎岳下分岐点迄(10分の距離)を往復すると良い(ミツバツツジとブナ林が見事)。
天城高原ゴルフ場・登山者用駐車場(AM7.40)→万二郎岳(AM8.40)→石楠立(AM9.15)→万三郎岳(AM9.40〜10.00.)→涸沢分岐点手前の90度変更点(AM10.40)→駐車場(PM0.30)
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