紅葉の那須・中ノ大倉尾根から、那須連山の最高峰・三本槍岳(1917m)に登山し、北温泉へ下るコースの写真です。
マウントジーンズ・ロープウェイ山麓駅(標高950m)から10分で山頂駅(標高1417m)です。ここも紅葉の名所ですが、ロープウェイ部分はやや早めの感じですがほぼ見頃です。
山頂駅付近は中ノ大倉周遊歩道コースとなっていて、3万株のシロヤシオが自生していて、6月初めは見事な花を観賞出来ます。
今年の6月初めシロヤシオの咲く時期に三本槍岳を登山しましたが、その時に樹相を見て秋の紅葉も綺麗だろうと思い、再訪したのです。
山頂駅からスタートして10分で、中ノ大倉尾根の登山コースに入ります。観光客はいなくなり、登山者の領域になります。シロヤシオとダケカンバとブナの原生林の中を、連峰の最高峰・三本槍岳をめざして進みます。
シロヤシオの花の写真は2009/6 こちら からどうぞ。
今年の山の紅葉は1週間から10日早く、ここ中ノ大倉尾根の例年の紅葉の見頃は10月中旬ですが、今年は9月下旬に見頃を迎えたようです。
紅葉は周遊歩道コースから中ノ大倉尾根の中間地点迄が見頃でした。
中ノ大倉尾根からの紅葉パノラマ写真をフラッシュで山名入りオートスクロールした写真は
こちら
からどうぞ、F11キーを押して全画面でご覧下さい。
10月8日に台風18号が本州を縦断したため遅めの紅葉の葉を吹き飛ばしていないか心配でしたが、それ程でもありませんでした。
ブナ、ダケカンバ、シロヤシオ等の林を抜けると、展望が開け、クマザサ、シャクナゲ、ハイマツの登山道になります。
シロヤシオは、5枚の葉が輪生することから五葉躑躅(ゴヨウツツジ)ともいいます、シロヤシオのここは樹齢300年ともいわれる、シロヤシオの国内最大の群生地だそうです。シロヤシオは日当たりの良い木のみが紅葉し、日陰の木は紅葉せず枯れていました。稜線のナナカマドの色も遅めで褪せ気味でしたが、台風せいもあるのでしょう。
天候は曇り時々晴れ一時雨で、ガスもかかり光線状態もイマイチでした。山の山腹の紅葉を遠くからみると綺麗です。
中ノ大倉尾根は高低差500メートルのゆるやかな尾根コースです。樹林帯を過ぎて高度を上げてくると、ハイマツとシャクナゲの木の中の快適な尾根道がつづきます。赤面山分岐〜清水平〜三本槍岳の間の紅葉は終わってました。
三本槍岳は中ノ大倉尾根を登り、近づかないと見えません、なだらかな山容です。活火山の「茶臼岳」、 ニセ穂高といわれる「朝日岳」及び「三本槍岳」を那須三山といいます。
三本槍岳(1917m)は、那須連山の最高峰です、頂上には一等三角点があります。 山頂駅から、登り2時間、下り1.5時間位です。北温泉へはプラス1時間要します。名前に似合わず緩やかな山容です、名前の由来は、会津藩、白河藩、黒羽藩の三藩が、山頂に槍を立てて藩の境界にしたことによるそうです。 三本槍岳頂上から朝日岳はコブ状に頂上が見えるだけです。
北温泉泉方面に下山する道は静かで、山の香りと紅葉の色合いを楽しめました。紅葉を楽しみながら下りますが、最後の方ではかなり急坂です。
北温泉は1200年ほど前に天狗が発見したという云われる温泉で歴史や伝説のある温泉です。登山道は露天プールの脇を通り、上の駐車場まで北温泉に通じる道を共用している、北温泉から駐車場まで10分ほどの登りです。
今回は日帰りバスツアー登山です、25名限定の講師付きでした。11時登山開始し、北温泉駐車場16.30着でした。
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