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観音経渓谷(御野立所) |
白根三山(農鳥岳、i間ノ岳、北岳) |
広河原から北岳 |
今年の夏は猛暑で長く、樹木は疲れて紅葉せずに枯れてしまうのではないかと危惧していました、おまけに台風が日本列島を2回横断し、ここ南アルプスを直撃しましたので今年の紅葉は駄目かと思いましたが、意外なことに南アルプスの紅葉は平年並みで、初冠雪の便りもあり、実行しました。 夜叉神Pにレンタカーを置いて、夜叉神ゲートから少々歩いて、いよいよ夜叉神トンネルをヘッドランプを着けて約15分歩きトンネルを抜け、次に観音経トンネルをくぐり抜けると、観音経渓谷(御野立所)です。ここから北岳(右)と間ノ岳が見れます。渓谷は深く南アルプスの白根三山は高く(日本一高い山脈)、雄大な景観とマルチカラーな紅葉の最盛期でした。 南アルプス白鳳渓谷は谷が深く、山は高く、山の斜面は急峻で、早朝だと折角の紅葉が日陰になり、写真は至難です。 ここを訪れたのは最近では6年前と10年前の丁度今頃でした。最初は夜叉神峠を往復してから白鳳渓谷を歩いたのです、夜叉神峠からの白根三山の展望が唯一のご馳走ですが、紅葉自体は感激するほどのものではありません、前回と今回は夜叉神峠は省略して、直接白鳳渓谷歩きです。 ここの紅葉の特徴は、マルチカラーで、モミジ等の赤が点在していて、その赤は脳裏を突き刺すような澄んだ見事な赤で、写真なんかで再現は全く不可能!、現物を見るしかありません。今年はそれに加えて黄色の色付きが見事で、益々マルチカラーが冴えました。おまけに山は深く、高く、日本一の山脈が引き立ててくれます、さらに山頂には初冠雪がきて、三段紅葉が見られることです。南アルプス林道は山腹を通っていて白鳳渓谷(野呂川)の深い谷を見下ろせます。 下の方に南アルプス公園線(奈良田〜河原間)が見えます。上を見ても紅葉、下を見ても紅葉です。 ツアーやここを訪れる人は夜叉神峠のみで帰る人が多いようですが、全くもったいないです。今回も白鳳渓谷を歩く人は私たちのみでした。昔から私の好きな紅葉スポットで、紅葉シーズンだけで今回は6回目で、いつ訪れても飽きません。 南アルプス林道は全面舗装され昔と比べて随分整備されました。路線バスとタクシーのみ通行可能です、2008年から歩行が出来るようになり、この年に歩きましたが、歩いているのは我々のみでした、今年も歩く人は未だに少なく、バスと乗り合いタクシで素通りです。素晴らしい紅葉を独占して愛でながら歩きました。 ここは三段紅葉(三段染め)が見られるところで有名でしたが、近年は温暖化で、紅葉の時期に初冠雪になるチャンスがなかなかきません。元々三段紅葉(三段染め)とは、山頂付近の雪と中腹の紅葉と針葉樹林の緑(又は里の緑)の組み合わせをいうのですが、青空と紅葉と雪の白をいう人もいます。今日は白根三山が雪の薄化粧をして迎えてくれました。三段紅葉には少し雪の白さが不足ですが。 この紅葉のすばらしさは、写真では到底表現出来ません。見惚れてしばし歩くのを止めてしまうほどです。 前回は、夜叉神から鷲住展望台迄を歩いて往復しました(片道 約5Km、往復で2時間30分位)が、今回は、鷲住展望台迄歩いてバスで広河原に行き、帰りは広河原から夜叉神峠P迄バスを利用しました。 2008年の白鳳渓谷の紅葉写真葉 こちら からどうぞ。 |
(南アルプス林道 夜叉神〜広河原間について) 南アルプス林道が開通してから50数年程経ちます、昔は南アルプススーパー林道とかいっていました。新緑と紅葉の時期にマイカー(マイクロバス)で数回訪れていて私の好きなところでした。その後林道の崩壊が続いて不通になったりしながら工事が進められて、マイカー規制、通行時期&時間規制がなされてきました。毎年規制内容が変わるので、計画しずらくてその後は敬遠してきました。 |
勝沼ぶどう郷駅 |
勝沼ぶどう郷駅から南アルプスとぶどうの丘 |
今回は初日に、横浜からJR各駅電車で勝沼ぶどう郷駅まで行き、ワイーナリーめぐりをして、甲府駅前のホテル泊です。 |
河口湖のもみじトンネル |
山中湖の夕焼けの渚 |
山中湖の夕焼けの渚 |
3日目は、レンタカーで、甲府駅前から河口湖と山中湖の紅葉見物です。帰りは甲府駅前から新宿駅まで高速バスでした。一人1500円、安い。 |