今年は山の花の当たり年というので、栂池の高山植物の観賞です。今年の夏は猛暑でしたが、高い山では下界が晴れていても雲（ガス）がかかり晴れない日が続いたようです。下界は晴れですが、今日も栂池はガスの中です。暑くなくて良いのですが。今日は遠望は利きませんので花の写真ばかりです。
水芭蕉湿原では、オニシモツケとオタカラコウの大群落で圧倒されます。ここ栂池のキヌガサソウはやけに大きい花です。ここのタテヤマリンドウは小ぶりですが多く咲いています。今年の栂池のニッコウキスゲは例年になく花芽が多いとのこと、ピークはやや過ぎている感じです。今年の山の花はどこも大当たり年です。チングルマの果穂も多く最盛期の花の群落は良かったでしょう。オオシラビソ（アオモリトドマツ）。オオシラビソの球果（毬果） は昨年は生らなかったとのこと、今年は当たり年だそうです。ロープウェイ乗車中、眼下に多くの球果が見られました。
ニッコウキスゲは高山の花の中では大きくて色が派手なので目立ち、この大群落は見ごたえがありますが、ここでは大群落とはいえないまでも、他の花も負けじと混じって咲き誇っていて見応えがあり飽きません。
今日は展望が全く利かないので展望湿原は省略しモウセン池あたりで引き返しました。