山の写真集 (2010年春 特集1 )

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針の木大雪渓へ  撮影 : 2010/6/4   全ての写真はここをクリック

 

登山道から蓮華岳〜針ノ木岳の稜線(中央が針ノ木雪渓)(縦方向5枚のつなぎ写真)
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 扇沢へ大町アルペンラインの車窓から北アルプス・後立山連峰の赤沢岳〜スバリ岳の稜線が見え、新緑が冴えています。トロリーバス乗り場市営の無料駐車場から車道に出て少し登ると、近代登山の先駆者、百瀬慎太郎の「山を想えば人恋し 人を想えば山恋し」という名句の看板があり、その先に一般車が通れない道路へのゲートがあります、ゲートの左側に登山道があります。

毎年6月の第1日曜日に開山祭(針ノ木岳慎太郎祭)があります、百瀬慎太郎を偲び、山の安全を祈願するもので、上高地とならぶ北アルプスの2大山岳祭と言われています。この頃から登れますが、今回はその2日前の登山です。途中何度か、一般車通行禁止の車道に出たり入ったり、少し歩いたりしながら、赤いペンキの矢印や標識に従って登山道を登ります。
車道からお別れの場所(車道のトンネル手前)に針の木自然遊歩道の看板があり山道に入るのですが、入って直ぐに登山道は、雪崩によってなぎ倒された木々が横たわり、その残骸と残雪の道となり、登山道が分からなくなり、全く踏み跡もなく、標識リボンもなく、登山道を繋ぐのに1時間近く行ったり来たりして浪費してしまいました。自然遊歩道とは名ばかりで、自然の厳しさには負けるようです。開山祭2日前なので整備されていると思ったのが大きな判断違いでした。
針ノ木岳慎太郎祭後の情報では、今年は残雪が多いため逆に夏道を通らず、谷沿いの雪渓に沿って登ったそうです、こちらはこちらでクレバスが多く大変のようでしたが、前日に橋を作ったりして整備されたようです。 夏道でブナの新緑が堪能できたので良しとしましょう。

やっと登山道を見つけて、しばらく登ると見事なブナ林になります。ナの素晴らしい新緑と、目前にせまる残雪の北アルプスの岩肌のコントラストは見事です。ここならではの光景でしょう。
鳴沢は雪渓になっており、雪崩による倒木がおびただしく、踏み跡もなく、対岸の何処へ渡れば良いのかも見つけるのが大変でした。やっと岩に書かれたペンキを見つけました。これだけ迷って景色は覚えているのに、帰りも又探すのに苦労しました。
夏場の沢水という次の沢も雪渓で埋もれていて、渡るのに大回りしブッシュに掴まってトラバースせねばなりませんでした。
赤沢も雪渓で覆われていて、踏み跡もなく、対岸の印もなく雪渓上をうろちょろして探しました。こんな調子なので、通常大沢小屋迄は1.5時間位のところ、2.5時間も掛ってしまいました。今年は残雪が非常に多いようです。

大沢小屋から針の木大雪渓までは、約40分位ですが、スタート時間も遅く、時間を浪費してしまったので、大沢小屋で引き返すことにしました。大雪渓迄行かなくとも手前の雪渓で悪戦苦闘したので良いことにして。針の木大雪渓は大沢小屋より更に下迄続いているようです。
大沢小屋は未だ営業しておらず、密封状態でした。

針の木大雪渓は、日本三大雪渓の一つ、有名な白馬大雪渓ほど幅は広くなく傾斜が急で、登山道も狭いですが、その分登山者は少なくて穴場のようです、 行き帰りとも誰一人にも会いませんでした。
針の木大雪渓には、夏山登山で過去2回登っていますが、この時期は初めてでした。


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