山の写真集 (2008年夏 特集 2)

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花の名峰・月山 縦走  撮影 : 2008/7/30   全ての写真はここをクリック

キンコウカ

ハクサンイチゲ

ハクサンフウロ、トウゲブキ

山形県のほぼ中央に位置する月山(標高1984m)を北側の弥陀ヶ原から南側の姥沢へ縦走しました。
首都圏から夜行バスで朝 5.20 に弥陀ヶ原八合目駐車場に到着し、6時には出発です。夏山ではこれがベストです。昼前にはガスが出てしまいます。
月山の積雪量は日本一どころか世界一と言われ、20m以上の積雪のある大豪雪の山です、従って春スキーのメッカでもあり、夏になっても残雪の多い山です。このため月山は 2000m 弱の山なのに雪解けと共に多くの高山物が咲き乱れる花の名峰です。
花好きには、夏に一度は登ってみる価値があります。北アルプスで見られる高山植物(花)の大部分が見られて、月山独特の花もあります。以前から登ってみたい山の筆頭候補の一つでしたが、なにせ首都圏からは遠くて実行できませんでしたが、やっと叶えました。
月山は出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山)の主峰で、昔から信仰の山としても有名です、今でも白装束の参拝者の姿が目立ちます。

北側の八合目の弥陀ヶ原(1400m)まで車で入れて登山としては楽です。南側の姥沢からはリフトで1500mまで登れます。
月山を日帰り登山する場合、交通の便からか、姥沢ルートの往復が多いようです。弥陀ヶ原ルート(羽黒ルート)は、月山j頂上迄標高差約600mを5Kmかけて登るのでハイキング気分で楽に登れます。姥沢ルートはリフトがあり、リフト終点駅の標高は約1500mですので、月山頂上まで約500mを短い距離を急登します、こちらの方(逆コース)が結構キツイでしょう。

夏の月山は高山植物の宝庫、種類が多く、弥陀ヶ原八合目駐車場(1400m)からコース中、花、花、花の連続の中の縦走です。
仏生池小屋付近はお花畠で、ハクサンフウロとトウゲブキが特に多い、月山にはハクサンフウロが目立ちます。月山の花のシーズンは、7月上旬から8月中旬が良いようです。

月山の三角点は頂上の手(北側)にあります、残念ながら飯豊・朝日連峰はガスが出てきて見えませんでした。
月山の頂上は神社になっていて、鳥居をくぐったところの小屋前で神主さんが、数人まとめて御祓いをしてくれます(500円)。おみくじを頂き、身代わりを小さな壺池に流します。

月山頂上からの下りと姥ケ岳の下りに雪田があります、アイゼンが必要か否か、残雪の状況にもよりますが、今回は雪質も柔らかく持参しましたが使用しませんでした。
月山を下る頃からガスが出てきて(10時過ぎ)一時雨に見舞われました(雨具を付ける程でもなかったですが)、従ってここから姥ケ岳間の写真は少なめです。
リフト上駅からリフトに乗り、リフト下駅へ13分位で到着です、高度300m近くを一気にかせぐので助かります。月山山頂〜姥沢間は平日でも混雑していました。

コース(標準タイム)は、弥陀ヶ原八合目→(歩100分)→仏生池小屋→(歩80分)→月山山頂→(歩40分)→牛首→(歩40分)→姥ヶ岳→(歩20分)→リフト上駅→(リフト13分)→リフト下駅→(歩10分)→姥沢駐車場→水沢温泉。
夜行バスで弥陀ヶ原に朝 5.20 着、6.00 出発、姥沢駐車場に 12..20 着でした。

今年の夏の東北地方の梅雨明けは早めでしたが、梅雨明け宣言からは天気が安定しませんでした。
バスツアーの最大のメリットは、縦走が簡単に出来るのことです、早朝に登山口に降ろしてもらい、反対側の登山口にバスを回して待っていてくれて、温泉で汗を流して帰れるというのは結構なツアーで、便利な世の中です。

それでも、団体行動ですので、こんなに花の多いコースでは、もっと自由に花を愛で、調べながら歩きたいものです、正味4.5時間のところ6時間掛けたのですが。写真を撮るにも失礼と声を掛けて自由にならないのは最大の欠点でもあります、贅沢は言えませんが。参加22名、ドライバー2名、インストラクター2名でした。
ここに載せた花の写真は、撮影した中で有名な花の一部です、調べのつかない写真(花)も多々ありました。又いつの日かゆっくと訪れたい山でした。


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